Information関連情報

正しく取り扱うために(設計・施工者向け情報)

不具合事例について、施工する際の注意するポイントをご紹介します。

1 NO.01 荷扱い状況により変形させないためには

荷扱い状況により変形させないためには

どのような状況?

金属サイディングは水平にして運搬すると変形及び折れてしまう可能性があります。

NG
発生させないためには?

金属サイディングは垂直に木端立てにして運搬してください。

OK
2 NO.02 切り欠いた金属サイディングを変形させないためには

切り欠いた金属サイディングを変形させないためには

どのような状況?

切り欠いた金属サイディングを水平にして運搬しますと変形及び折れてしまう可能性がございます。

NG
発生させないためには?

切り欠いた金属サイディングは垂直にして運搬してください。2人で運搬するのが望ましいです。

OK
3 NO.03 施工後、もらい錆を発生させないためには

施工後、もらい錆を発生させないためには

どのような状況?

金属サイディングの切断時、又は、金属サイディングをビス等による固定時に発生した切り粉をそのままにしておくと、数日で錆(もらい錆)が発生する可能性があります。

NG
発生させないためには?

金属サイディングの切断時、又は、金属サイディングをビス等に固定時に発生した切り粉は、速やかに、かつ金属サイディング表面に傷をつけないよう注意してきれいにふき取ってください。

OK
4 NO.04 横継ぎ部分において本体の浮きを発生させないためには

横継ぎ部分において本体の浮きを発生させないためには

どのような状況?

横継ぎ部分においてジョイナー下部材をスターターの上にかぶせると、本体(金属サイディング)がスターターにうまく勘合しないため、浮いてしまうことがあります。または、スターターの厚み分本体が浮いてしまうことがあります。

NG
発生させないためには?

ジョイナーが施される部分においてスターターを切断してジョイナーがスターターにかぶさらないように施工してください。

OK
5 NO.05 金属サイディング表面とジョイナー上部材の隙間を小さくするためには

金属サイディング表面とジョイナー上部材の隙間を小さくするためには

どのような状況?

施工時、ジョイナー上部材をしっかり押し込まないと金属サイディングとジョイナー上部材の間に隙間が生じる可能性があります。

NG
発生させないためには?

ジョイナー上部材は、ジョイナー下部材にしっかり押込んでください。入りにくい場合は、あて木を使って金槌等で奥まで打ち込んでください。

OK
6 NO.06 室内への漏水を防ぐためには

室内への漏水を防ぐためには

どのような状況?

金属サイディングの芯材部分にシーリング施工を行うと施工後、シーリングと芯材部分が剥がれる可能性があります。

NG
発生させないためには?

シーリングが密着する見切り縁等の部材を施工した後、シーリング施工を行ってください。

【施工手順】 1)サッシ縦枠横に見切り縁を施工してください。 2)金属サイディングを見切り縁に挿入し、釘等で固定してください。 3)サッシと見切り縁の隙間にシーリングを施工してください。

OK figure
7 NO.07 室内への漏水を防ぐためには

室内への漏水を防ぐためには

どのような状況?

見切り縁の水抜き処理を行わないと、雨水等が屋外に十分排水されない可能性があります。

NG
発生させないためには?

見切り縁は排水穴があいている商品又は現場でφ6以上の排水穴を両端にあけ、加工面は、塗料でタッチアップしてください。
シーリング施工時は排水穴を塞がないよう注意してください。

【加工手順】 1)排水穴がない商品は、現場でφ6以上のキリで排水穴を加工してください。 2)加工面は塗料でタッチアップをしてください。

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8 NO.08 補修塗料を正しく塗るためには①

補修塗料を正しく塗るためには①

どのような状況?

金属サイディングの表面キズを市販の近似色の塗料にて補修したが、かえって目立ってしまった。

NG
発生させないためには?

市販の塗料で補修しますと、乾いたあと逆に目立ってしまうことがあります。メーカー指定の補修塗料にて補修してください。

OK
9 NO.09 補修塗料を正しく塗るためには②

補修塗料を正しく塗るためには②

どのような状況?

釘頭のタッチアップをメーカー指定の補修塗料で行ったが補修塗料を塗りすぎたため、かえって目立ってしまった。

NG
発生させないためには?

釘頭より大きな範囲でタッチアップをすると、タッチアップした箇所が目立ってしまうことがあります。釘頭のみをタッチアップしてください。

OK
10 NO.10 金属サイディングを正しく切断するためには

金属サイディングを正しく切断するためには

どのような状況?

金属サイディングを丸鋸で切断したらスリ傷のような傷がついてしまった。

NG
発生させないためには?

丸鋸を使用して金属サイディングを切断する場合、パネルの表面から切断すると、丸鋸が擦れて傷がついてしまう可能性があります。
傷を防止するためにパネルの裏面から切断してください。

OK